山茶花と椿の違い

七十二候 第五十五候
立冬初候 山茶始開(つばきはじめてひらく)
山茶花(さざんか)が咲き始めるころ。

 

「山茶」を「つばき」と読むのは、山茶花はツバキ
科の花で、昔からつばきと山茶花は仲間の花とされ
てきたためです。

晩秋の情景を歌った童謡「たきび」の歌詞に登場す
る山茶花の
花言葉は

困難に打ち勝つ、ひたむき、謙虚、素直

 

山茶花にとてもよく似て見分けがつきにく花が椿です。
椿も同じく、ツバキ科 ツバキ属。

椿の花言葉
控えめな優しさ、慎み深さ、女性らしさ 

 

でもこの2つは全く別の花。花自体はとても似てい
るので、花を見比べて区別するのは難しいか
もしれ
ません。

違いは、開花期や散り方、葉の大きさ、香りなどで
す。

山茶花の開花時期は10~2月。秋から真冬にかけて
咲きます。
椿は12~4月に開花します。ちょうど真冬の季節に
咲き始め、春まで楽しめます。

 

山茶花は花びらが1枚1枚パラパラと散ります。

椿は花の頭ごとボトッと落ちます。その様は縁起が
悪いとされ、江戸時代には
武士たちに敬遠されたといわれています。

 

ツバキには、香りはありませんが、サザンカは香り
豊かな花として知られています。
雄しべに顔を近づけると、その香りはやや強烈。

香りは花の色にもよって違い、白は優しい香りがし
ます。ピンクは白よりも濃厚で、

ジャスミンのような芳醇な香りがします。

 

この季節咲いているのが、サザンカです。見かけた
ら、香りを楽しんでみてくださいね。

それぞれの美しさがありますが、椿は好きな花の
一つです。

 

関連記事

  1. 山岳信仰について

  2. 天一天上とは

  3. 「大つち」土をいじってはならない期間に入ります!

  4. 冬至の過ごし方

  5. 冬の土用の過ごし方

  6. ついている人になるには

  7. 冬至の過ごしかた

  8. 8年ぶりに満月と中秋の名月が重なるすごい日です。さらに一粒万倍日!

コメント

  • コメント (0)

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。