9月23日彼岸中日は秋分です。
秋分は、
昼と夜の長さが同じくらいになるのと、
太陽が真東から昇り、真西に沈みます。
真西には「極楽浄土」があると言われ、
西を目指し、苦しいこちら側から、
極楽のあるあちら側に行きたいと、
人々が願うきっかけになったタイミングです。
”彼岸”というのは、あちら側という意味で、
あちら側にある極楽浄土と繋がろうと、
仏事が多く行われるようになりました。
彼岸に対して、
私たちが過ごしている欲や煩悩に満ちた世界を
此岸(しがん)と言います。
お墓参りをし、ご先祖様と繋がります。
この時期食べるのはおはぎです。
ちなみに、春のお彼岸は、
牡丹の花になぞらえて「ぼたもち」、
秋のお彼岸に食べるのは、
萩の花になぞらえて「おはぎ」と呼びます。
そうした昔ながらの行事を大切に
過ごしていただきたいと思います。
彼岸中にお墓参りに行けなくとも、
お線香を1本灯し、ご先祖様を思い、
手を合わせて感謝の思いを
お伝えすれば喜んでいただけます。
ここからは彼岸の擬似体験のようなお話ですが。
ぜひ、彼岸に渡るという意識を、
しっかり潜在意識に刷り込むために、
お彼岸に「渡る」という行為を、
意識的に行うことをお勧めしています。
・歩道橋
・橋
・横断歩道
・トンネル
こうした場所は、
「異界」に通じる場所として、
民話や伝説に描かれることも多く、
もしかしたら人の気持ちが、
特別な動き方をする何かきっかけを
はらんでいるのかもしれません。
東から西に向けて、
例えば橋などを渡れれば理想的なので、
お近くに大きな橋など探してみてください。
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