ボタニカルこよみすとの冨岡悦子です。
季節は春夏秋冬の他に、立春から始まるニ十四節気、さらにそれを3等分した七十二候
があります。
七十二候は、1年を72に区切って、5日ごとに季節それぞれのできごとを、そのまま名前
にしています。
2月9日から13日の5日間は、「黄鶯睍睆 うぐいすなく」
春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころです。
「ホーホケキョ」と鳴くのはオスの鶯で、自分の縄張りを主張している時や、繁殖期の
オスがメスを誘うために鳴く鳴き方です。ウグイスはスズメ目メジロ科に属する鳥で、
早春に鳴くことから「春告鳥」とも言われています。
ウグイスは雑食性で、小さな昆虫などを食べて生活しています。
昨日の広尾のお寺で目撃したのは、メジロでした。メジロもウグイスと同じく、スズメ目
メジロ科に属する小鳥です。見た目はウグイスのように地味ではなく、かなりきれいな
黄緑色をしているのが特徴です。
花の蜜が大好物で、椿の花の蜜を吸っているところを友人が望遠で撮影してくれました。
目の周りが白く縁どられていますので、目白(=メジロ)という名前が付けられています。
季節の味覚としては、「ウグイス餅」をぜひ召し上がっていただきたいです。
こしあんを求肥で包んだ餅に青大豆きな粉をまぶして、淡いウグイス色に仕上げています。
七十二候に合わせた和菓子を並べている和菓子屋さんの店頭で、季節を感じることも
楽しみのひとつです。
マスターセラピストトレーニング協会認定
ボタニカル暦インストラクター
九星気学インストラクター
冨岡悦子
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