七十二候 第29候 菖蒲華 あやめのはなさく  6/27~7/1

花暦ST はなこよみすと 冨岡悦子です。

季節がまたひとつ進みました。

 

6月27日~7月1日

二十四節気 夏至

七十二候  菖蒲華 (あやめはなさく)

梅雨空の下、あやめの花が咲く頃。

 

「いずれが菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)」は、どちらも優れていて迷う時に使う
ことわざで、美人のたとえにも使われます。

 

アヤメとショウブは、どちらも漢字で書くと「菖蒲」ですが、別物です。菖蒲と花菖蒲は
また別で、杜若(カキツバタ)もよく似ています。ややこしいですが、花期や生育場所、
花の模様などが違います。

 

あやめの花言葉は、

「優雅な心」「嬉しい知らせ」「よい便り」「神秘的な人」「信じるものの幸福」

 

 

この時期のパワーフードは、茗荷(みょうが)です。

 

独特の爽やかな香りとほのかな苦み、シャキシャキした食感は、夏の薬味としてかかせません。

 

実家の裏庭にみょうがが生えていて、子供の頃祖父から「みょうがを食べると物忘れをする」
と聞かされていました。
子供心に意味がわからなかったけれど、ずっと記憶に残っていました。

 

茗荷(みょうが)を食べると物忘れする。この言い伝えは、お釈迦様の十大弟子の一人、
周利槃特(しゅりはんどく)という人物のエピソードに由来します。

物忘れの名人だった彼は、自分の名前すら覚えられず、不憫に思ったお釈迦様が名荷
(みょうが:
名札のこと)を首にかけさせても、そのことすら忘れてしまう人物だったのだとか。
槃特が亡くなり、墓から生えたのが茗荷だったという説話の一部が「物忘れ=茗荷」という
イメージに転じて昔話や落語「茗荷宿」の元になり広まったそうです。


もちろん茗荷を食べても物忘れなどせず、独特の香りが集中力を高める効果が期待できるようです。

 

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